~あなたは何時何分にどうやって
生まれましたか?~
占いで命式や出世図を出すときに
生まれた時間は必須条件です。
ただ、お尋ねすると即答できる方はまれで、
たいていはお母さまに聞いていただく
ことになります。
何時何分までわかれば
より精密な占いができるのです。
そうでなくても、だいだい何時頃と
いう情報があるだけでも違います。
皆目見当がつかないという方は
情報として1/4以上足りないデータで
読むことになるので、精度が落ちてしまいます。
■西洋占星術では12ハウスという概念があり
不明の方はお昼の12時に生まれたと
設定しますが、最大で5~6ハウスのズレが。
そうなると正確な金運などわかりません。
■八字(四柱推命)は情報の1/4が欠落。
生まれ年・月・日・時で総合判断するからです。
鑑定のご依頼があってから
お日にちがある場合には、
「お母さまに聞いてください」
「母子手帳を探してください」と
お願いします。
そして生まれた土地によっては
時差を修正する必要があります。
今は、パソコンでデータを出すので
とても簡単です!
海外在住でも時差を自動計算
国内でも北海道と沖縄では1時間以上の
時差があります。
パソコンのソフトで自動的に修正します。
ちなみに国内だとこんな感じ。
釧路市+37:33
千葉市+20:25
東京都+18:47
神戸市+00:48
福岡市-16:57
那覇市-29:17
日本でもサマータイムがあったので
1948~1951生まれは-1時間。
東洋の占いでは、12支に割り当てます。
「草木も眠る丑三つ時」って
聞いたことありますよね~。
子・丑・寅・卯・辰・巳
午・未・申・酉・戌・亥
子の刻が起点で夜11時~午前1時
丑の刻は午前1時~3時
丑の刻を4つに分けた3つ目が三つ時です。
つまり午前2時~2時半頃。
それ以外でも明治以降の「刻名」として
たとえば三時のおやつ→「昼八ツ」がそのまま
残っているようですね。
前置きがだんだん長くなっていますが(笑)
では、生まれた時間とはどう判断するのでしょう。
この世に誕生したときとは、
へその緒を切断して「肺呼吸をしたとき」
というのが有力のようですが、
■頭が出た瞬間
■体全体が出た瞬間
■肺呼吸した瞬間
などなど、いつなのでしょうね。
出産の現場では、どうやって決めているの
でしょう? 意外にアバウトかと予想されます。
おそらく、肺呼吸を始めた時間ではなく
赤ちゃんの身体全体が、
お母さんのおなかから出た時間でしょう。
だいたい分娩室にある時計って正確かしら?
1~2分くらいは違っているかもしれないし
看護婦さんの腕時計ってこともあるし、
それなら、もっと違っているかもしれない、なんて
なんでも疑ってかかる私ですが(笑)
あ、1~2分違うだけでも、だいぶ違う命式に
なる可能性を秘めているのです。
ですから、母子手帳に記載された時間を
参考にしつつ、「少し前後するのだろうな」と
考慮しながら鑑定するのが通常です。
ボーダーラインの時間に生まれた方は
何種類か命式を出す時があります。
たいていは、少し早いのでは?
だって、看護婦さんが時計を見る時間が
少し遅くなるってことはありがちですよね(笑)
占いの勉強を始めたばかりのときには
勉強仲間たちと、こんな話題で盛り上がります。
ちょっと、いえ、かなりマニアックな世界ですね~。
そして、生まれたときの状況が、
その後の人生を物語ることもあるのです。
誕生シーンシリーズ続きがあります!